妊娠中のケア

お身体の不調やつわり

妊娠初期から15週目までのつらいつわりの症状に鍼灸をご提案

妊娠初期から15週目までがつわりが起こりやすい時期です。
妊娠初期には、便秘、つわり、元気がない、疲れやすい、眠気がある、頭痛があるなど様々な症状が表れます。
風邪かな?と思い風邪薬を飲む方もおられます。しかし、3カ月までは、胎児の脳や内臓、骨格などができる大切な時期ですので、胎児に対してこの時期のお薬は危険が伴います。
お薬の添付文章にも、妊娠中の方は医師または薬剤師に相談してくださいと書かれています。

つわりは、空腹になったり、食べ物の匂いを感じたり、今まで気にならなかったものでも敏感になってきたりします。

鍼灸は、お薬を使うことなく、むかむかする状態を緩和する効果があります。
学会等でもつわり関連を発表され、鍼灸治療は妊娠されるお母さんにとって安心な方法の一つです。
週1回から2回の通院がおすすめです。

また、漢方薬なども昔からつわりに対して使われており、よだれがだらだら出る症状などのつらい状態も、体内の水をさばき緩和することが出来ます。
毎日服用することで症状が緩和します。
辛いつわりには、是非これらをご利用ください。




















































1. つわりとは?

2. つわりの原因とは?

3. つわりにおける当院の漢方治療


1. つわりとは?


主なつわりの症状とは、
● ごはんが食べられなくなり、においを嗅いでも気分が悪くなる
● 吐き気が起こる

といったような症状をいいます。
女性は、妊娠することで、全妊婦さんの半数から8割の方に妊娠5週目頃からつわりの症状が起こり始め、妊娠12週目から16週目頃までにはつわりの症状が消失していきます。しかし個人差があり、17週目以降も続くことがあり、重篤化すると食事がとれず妊娠悪阻(にんしんおそ)といわれる状態になることもあります。


2. つわりの原因とは?


つわりの原因としては、
● 妊娠後ホルモンバランスが崩れる
● 脳にある嘔吐中枢が刺激されることで起こる と、されています。


3. つわりにおける当院の漢方治療


東洋医学では、嘔吐の原因を『気逆』と『水毒』と考えます。
ストレスがあり、気が上がること または 余分な水分が体にありそれを出すことで平常に保つという概念。これらを使い体の状態を正常化すると、嘔吐を迎える時期を乗り越えられる方が多いのです。
不安だからお水を取りたくなる妊婦さんもいらっしゃるのですが、必要以上に水分をとることは控えた方がいい場合もあります。また、気分が悪いことが原因で、脱水症が起こるまで我慢をしてはいけません。そのような時は、病院で点滴をしてもらう必要があります。

当院がつわりに使う漢方治療では、利尿剤のように強制的に体内の水分を出すことは無く、患者様が自然に余分な水分を体外に排泄できるよう促していきます。
その場合、体に必要な水分は保たれるので、どうぞご安心ください。
つわりでお困りの方は、是非、当院にご相談ください。